yield(収量)
2009年 10月 26日
店主でございます。
21年産の巨大胚芽米カミアカリの全収量が把握できました。結論から言うと、かなり厳しい結果となりました。ただし、品質と味に関しては問題なかったのがせめてもの救いです。
1)各生産者の反収は以下のとおり(10aあたり:1俵=60kg)
藤枝松下 (有機) 5.8俵
茨城大久保(有機) 4.0俵
茨城大久保(減農) 7.7俵
会津菅井(有機) 4.5俵
※基準設計は反収7俵です。
2)各生産者の収量は以下のとおり
藤枝松下 (有機) 1920キロ(32俵)
茨城大久保(有機) 120キロ(2俵) ←実験栽培
茨城大久保(減農) 1320キロ(22俵)
会津菅井(有機) 1500キロ(25俵)
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合計 4860キロ(81俵)
3)各生産者の栽培計画数量
藤枝松下 (有機) 2400キロ(40俵)
茨城大久保(有機) 1200キロ(20俵)
会津菅井(有機) 2100キロ(35俵)
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合計 5700キロ(95俵)
栽培計画では合計で100俵弱を予定していましたが、ごらんのように、じつに厳しい結果です。日照不足といもち病の影響を直接うけてしまう有機栽培のリスク面が収量という形に現れた格好となりました。
このリスクをどうやってヘッジするのか?早生品種であるカミアカリの植物生理の範囲内で、それを行うという新たな課題を突きつけられた・・・。そんな思いです。
画像上:8月21日茨城奥久慈大子町大久保さんの出穂したばかりカミアカリ。有機の実験栽培田ではイヌビエが所々見受けられる。
画像下:8月22日福島県喜多方市菅井さんの田圃、カミアカリに隣接するコシヒカリに穂首いもちがあった。
by ankome
| 2009-10-26 22:36
| カミアカリ