texture(触感、歯ごたえ、肌合い)
2009年 10月 20日
店主でございます。
昨日田圃で会った伊豆のN君が帰り道アンコメに寄ってくれた。ひとしきり店内を見てもらってから、預かっていたサンプル米の試食のインプレッションをお伝えした。
炊飯したのはコシヒカリ。玄米と白米を炊いた。まず面白かったのは、炊き上がった時の玄米の香り。たい肥というか、発酵をイメージするような香り、それはネガティブな香りではない。初めて感じたいい香りであった。
白米は、その香りはなく、味はまあまあ、可もなく不可もなしという印象だが、問題は触感。崩れるようなイメージでしかもその崩れたご飯はザラザラと舌に残る。要するに滑らかではなかった。
ただし、冷めてからはこの「崩れるような・・・」のニュアンスは幾分改善されはしたが、ザラつき感は残った。
そういう説明をしながら、延々3時間ほど例の丸テーブルで色んな話しをした。彼は目を輝かせながら、夢中になって、小生の「田圃からお茶碗論」を聞いてくれた。
帰り際、彼はこう言った。「この2日で、次に何をすべきか?が見えました」。
小生にとっても次のステップを確認しに、伊豆まで行ってみたくなる気持ちになった素晴らしい時間でした。ありがとう。
※画像はN君の米を火にかける直前の姿。ふと12年前の松下コシヒカリを思い出した。
by ankome
| 2009-10-20 23:57
| アンコメの日々