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安東米店アンコメ店主による徒然日々広報活動。


by ankome
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texture(触感、歯ごたえ、肌合い)

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店主でございます。
 昨日田圃で会った伊豆のN君が帰り道アンコメに寄ってくれた。ひとしきり店内を見てもらってから、預かっていたサンプル米の試食のインプレッションをお伝えした。
 炊飯したのはコシヒカリ。玄米と白米を炊いた。まず面白かったのは、炊き上がった時の玄米の香り。たい肥というか、発酵をイメージするような香り、それはネガティブな香りではない。初めて感じたいい香りであった。
 白米は、その香りはなく、味はまあまあ、可もなく不可もなしという印象だが、問題は触感。崩れるようなイメージでしかもその崩れたご飯はザラザラと舌に残る。要するに滑らかではなかった。
 ただし、冷めてからはこの「崩れるような・・・」のニュアンスは幾分改善されはしたが、ザラつき感は残った。
 そういう説明をしながら、延々3時間ほど例の丸テーブルで色んな話しをした。彼は目を輝かせながら、夢中になって、小生の「田圃からお茶碗論」を聞いてくれた。
 帰り際、彼はこう言った。「この2日で、次に何をすべきか?が見えました」。
 小生にとっても次のステップを確認しに、伊豆まで行ってみたくなる気持ちになった素晴らしい時間でした。ありがとう。
※画像はN君の米を火にかける直前の姿。ふと12年前の松下コシヒカリを思い出した。
by ankome | 2009-10-20 23:57 | アンコメの日々